2021年に注目すべきEコマース のトレンド
2020年のEコマース業界は新型コロナウイルスにより大きく飛躍した1年となりました。
2021年はどんな1年になるでしょうか。
本日は2021年に注目すべきトレンドに注目していきEコマース業界がどのようになるのかを探っていきたいと思います。
- Shopifyが気になる方
- EC市場のこれからが気になる方
- ネットショップを始めたい方
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばShopifyの2021年やEコマース業界の2021年が丸わかりですよ。
2020年のEコマースとShopify
2020年のEコマース業界では、新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックにより大きく成長した1年になりました。
実店舗に行っての買い物が困難になり、世界中の人がオンラインで日用品を購入するようになりました。
Shopifyも2020年は販売総額が前年比99%となり、大きく成長した年となっています。
ブラックフライデー・サイバーマンデーでは総売上高50億ドルを獲得し、Amazonマーケットプレイスの売上高を超えました。
EC市場での需要拡大だけでなく、テレワークやステイホームなどで自宅にいる時間が長くなったからこそ、副業でネットショップを始める人が増えたことが要因の1つと言えるでしょう。
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2021年のEコマース業界【4つのキーワード】
アプリのサポート充実、スピードアップ
多くのネットショップ作成サービスでは、アプリを使って機能を拡張していくことができます。
Shopifyにも約3200種類以上のアプリがありますが、これらのサポート体制の充実や、スピードアップが2021年には期待されます。
多くのアプリがあるからこそ、サポート体制で差別化に繋がりますし、アプリのスピードがアップすれば事業者がより効率よくネットショップを運営していくことが可能になるのです。
またShopifyアプリに関して、現在組み込みアプリと呼ばれる管理画面に表示されるアプリと、スタンドアロンアプリという表示されないアプリがありますが、これが2021年には組み込みアプリに向かって揺れ続けると予想されています。
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自動化ツールの拡充
2021年のEコマース業界では自動化のためのツールが今よりも発展していく見込みです。
ネットショップを運営するにあたって、商品、集客、販売、物流、管理など様々な要素が必要ですが、それら全てに全力を注いでいてはキリがありません。
自動化できるところは自動化し、最も重要な要素である商品開発や集客に時間をかけていきましょう。
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オンラインから実店舗に進出する企業が増える
2020年は実店舗での経営が難しくなり、多くの事業者がオンラインに参入してきた1年になりました。
しかし、2021年はワクチンの普及により新型コロナウイルスでの規制が緩和していくことが期待されます。
オンラインファーストのブランドが実店舗に進出していく傾向が戻っていくでしょう。
ヘッドレス・アーキテクチャー
2020年に話題となったヘッドレス・アーキテクチャーですが、この動きは2021年も引き続きみられるでしょう。
ヘッドレス・アーキテクチャーは、直訳すると「頭が無い」状態のこと。
つまり、フロントエンドとバックエンドの機能を分離させることを指します。スピード感を持ったサイト構築や顧客の要望に合わせてECサイトを手早く変化させることが可能となっています。
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Shopifyの2021年
Shopifyは2021年2月17日に発表した決算で以下のコメントを発表しています。
「新型コロナワクチンが世界中に供給され、人々の行き来が多少自由になり、世界経済も改善に向かい、同時に(行動制限などのために)オンラインに流れた小売りの需要がオフラインに幾分戻るが、それでもECはコロナ以前のペースで成長していく」
Shopify Investor Deck Q4-2020
さらに2021年の集中分野として以下を挙げています。
- フルフィルメント(=受注から配送までの業務)ネットワークの強化・最適化
- 購買者向けアプリ「Shop」(=配達状況追跡+近隣店舗検索+決済機能)の機能充実
- 非英語圏も含めた国際展開の強化
- エンタプライズ(大企業)マーチャント向けプラン「Shopify Plus」の拡充
- 実店舗とオンライン販売を統合する「Shopify POS」システムの導入範囲拡大
フルフィルメント(=受注から配送までの業務)ネットワークの強化・最適化
フルフィルメントを最適化していくことは、顧客満足度をアップさせるのはもちろん、事業者もストレスを最小限に抑える効果が期待できます。
Shopifyは今までも十分なスピードやネットワークを持っていましたが、2021年にはより強化をしていき、事業者がますます商品開発や集客に集中できるようになっていきそうです。
購買者向けアプリ「Shop」(=配達状況追跡+近隣店舗検索+決済機能)の機能充実
Shopifyは2020年に買い物アプリ「Shop」をリリースしました。
「Shop」では、ユーザーがShopifyストアで購入した商品の配送状況をチェックしたり、お気に入りのショップの情報をゲットすることができたり、位置情報に基づいてShopifyストアを検索することが可能。
これによりEC市場の最大の悩みであったかご落ちを防止したり、ユーザーの集客を集めることが期待できます。
2021年はこのアプリの機能充実させ、より利用者を増やしていくようですね。
非英語圏も含めた国際展開の強化
Shopifyは世界175か国、100万店舗以上で利用されているわけですが、より多くの国で利用者を増やすことが2021年のテーマになっているようです。
エンタプライズ(大企業)マーチャント向けプラン「Shopify Plus」の拡充
Shopify Plusの拡充も2021年の集中分野となっています。
Shopifyはベーシックプラン、スタンダードプラン、プレミアムプランという3つの基本プランの他に、Shopify Plusという大手企業向けのプランがあります。
このShopify Plusは自動化ツールや条件つきディスカウントなど業務をより効率化できるサービスで、9つのサイトを持つことができるなどメリットが多くあります。
こちらの記事で紹介しています。気になる方はチェックしてみてください。
▶︎Shopify Plus(ショッピファイ プラス)とは【通常プランとの比較つき】
実店舗とオンライン販売を統合する「Shopify POS」システムの導入範囲拡大
先ほど2020年に難しかった実店舗での経営が、2021年は戻る傾向にあると伝えました。
それに伴い、Shopifyでは「Shopify POS」システムの導入範囲を拡大していくことを発表しています。
Shopify POSとはモバイル端末を使って、商品検索、注文処理、レシート発行などを行うことができるサービスです。
オンラインで購入した商品を実店舗で受け取るなど、オンラインとオフラインの良さをうまく取り入れたサービスとなっています。
合わせて読みたい>>実店舗とネットショップを連携させるShopify(ショッピファイ) POSとは
まとめ
いかがでしたか。本日はEコマースの2021年がどのような傾向になるのかキーワードをチェックしていきました。
Eコマースの2021年キーワードは以下の通りでしたね。
- アプリのサポート充実、スピードアップ
- 自動化ツールの拡充
- オンラインから実店舗に進出する企業が増える
- ヘッドレス・アーキテクチャー
Shopifyの2021年の集中分野は以下の通りでした。
- フルフィルメント(=受注から配送までの業務)ネットワークの強化・最適化
- 購買者向けアプリ「Shop」(=配達状況追跡+近隣店舗検索+決済機能)の機能充実
- 非英語圏も含めた国際展開の強化
- エンタプライズ(大企業)マーチャント向けプラン「Shopify Plus」の拡充
- 実店舗とオンライン販売を統合する「Shopify POS」システムの導入範囲拡大
ネットショップの最適化や顧客満足度を上げるサービス、実店舗との連携などEコマース業界はShopifyを中心にますます盛り上がりそうですね。