【まとめ】国内業者比較と、配送方法の選定
「どんな方法で配送を行えばいいか迷う」
「なるべくコストを抑えて商品を配送したい」
Shopifyでの商品配送でこんな悩みをお持ちではないでしょうか?
この記事ではそんなお悩みをお持ちの方向けに国内配送業者の比較と選定方法について紹介していきます。
- Shopifyで国内向けショップを運営している方
- これからShopifyを運営したい方
- ネットショップでの配送業者選定について知りたい方
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばあなたのショップにとってベストな配送業者が分かりますよ。
ネットショップ運営において配送業務が重要な理由
ネットショップ運営において配送業務はとても重要な要素です。
なぜなら直接お客様の満足度に関わる業務だからです。
もし配送に時間がかかり手元になかなか商品が届かなかったり、配送の仕方が雑で商品に傷をつけてしまったら、例え配送業者の責任だったとしてもショップの評価に繋がってしまうからです。
しっかりと配送業者を選択し、満足度の高い運営を行えるようにしていきましょう。
そもそもShopifyとは
Shopifyは世界175か国、100万店舗以上で利用されている世界シェアNo1のネットショップ作成サービスです。
月額29ドルからネットショップを作ることが可能です。近年無料のサービスも続々と登場していますが、そのようなサービスは手数料が高く設定されていたり、使えるサービスに制限があったりします。
一方、Shopifyは100種類以上あるデザインテンプレートからデザインを選ぶことができたり、3200種類以上のアプリから追加機能を利用することも可能です。
合わせて読みたい>>【保存版】Shopifyと他ECサイト9つを比較!!BASEやAmazon、ec-cube【機能・料金の対比表つき】
国内業者比較
日本の主な配送業者は以下の通りです。
日本郵便
郵便局と日本郵便事業者が統合して2007年に設立されたのが日本郵便です。ゆうパックというサービスを展開しています。
その他にも、A4サイズを一律370円で送ることができる「レターパック」や生鮮食品の発送ができる「チルドゆうパック」など目的別に様々なサービスを展開しています。
特にゆうパックはローソンやミニストップなどでも24時間配送可能です。
ヤマト郵便
ヤマト郵便は様々な割引制度があるのが特徴です。こうした割引制度をうまく活用すれば、他の業者よりも安くすますことも可能ですよ。
セブンイレブンやファミリーマートといった店舗数の多いコンビニでも利用可能。
佐川急便
佐川急便の宅配便はサイズ別に11種類もの段階があり、それぞれ料金が変わってきます。
配送手段も多く、衣類をハンガーにかけたまま配送できる「ハンガー便」や大型家具や家電を運ぶことのできる「大型家具・家電設置輸送」など、自分の目的にあった配送が実現できます。
西濃運輸
西濃運輸のカンガルー便は「ミニ便」と「特急便」があります。20kg以上の荷物は「特急便」という扱いにまります。
大型荷物にも対応可能で、なんと1500kgまで可能とのこと!家具などの配送にも向いていますね。
メール便と宅配便の違い
宅配業者のサービスはメール便と宅配便の大きく分けて2つの種類に分類されます。
メール便は郵便受けに届く方法です。A4サイズ前後、厚さ3cmの小型で軽いものを配送するのに向いています。宅配便と比べ、コストを抑えることができるのが特徴です。
宅配便は、宅配員がお客様に対面で商品をお渡しします。高価なものや重要なもの、重量があり大きなものなどを配送するのに向いています。
メール便の会社比較
メール便の会社別、価格やサービスを比較していきます。ホームページ記載の割引などを想定していない金額になります。
サービス | 会社 | 最低価格 | 最短配達日数 | 追跡 | 補償 |
クリックポスト | 日本郵便 | 198円 | 2日前後 | ○ | × |
スマートレター | 日本郵便 | 180円 | 2日前後 | × | × |
レターパック | 日本郵便 | ライト370円 プラス520円 | 1日 | ○ | × |
ゆうパケット | 日本郵便 | 250円〜 | 3日前後 | ○ | × |
ゆうメール | 日本郵便 | 180円〜 | 3日前後 | 追跡追加料金 +160円で可能 | × |
ネコポス | ヤマト郵便 | 上限385円 | 1日 | ○ | ○ |
飛脚ゆうメール | 佐川急便 | 115円〜 | 5日前後 | × | × |
クリックポスト
クリックポストは、小型商品を配送するのにおすすめです。全国一律198円と安価な上、追跡を行うことも可能です。
またラベルの手書きがいらないので、管理が楽なのも大きな特徴です。品物もアクセサリーや小物、コスメやTシャツなど様々なものに適しています。
スマートレター
スマートレターは配送料がとても安いのが特徴です。
ただし追跡記録が残らず、厚みが2cmまでと注意が必要です。
レターパック
レターパックにはプラスとライトの2種類があり、プラスなら対面での配達が可能。
4kgまでの商品に対応をしていてスピードも最短1日で届くなど速いのが特徴です。
配送には専用の封筒(箱型も有)を使用します。
サイズの上限は以下の通りです。
- レターパックライト34×24.8cm、厚み3cm以内
- レターパックプラス:34×24.8cm、厚み3cm以上
ゆうパケット
厚みに応じた3種類の料金設定が存在します。
配送に3日前後かかってしまいますが、着払いができ宅配便よりコストを抑えることができます。
- 厚さ1cm以内:250円
- 厚さ2cm以内:310円
- 厚さ3cm以内:360円
ゆうメール
本やCD、DVDなどの発送におすすめなのが、ゆうメールです。重さに応じた4種類の料金設定が存在します。追跡には追加料金がかかります。
- 150g以内:180円
- 250g以内:215円
- 500g以内:310円
- 1kg以内:360円
ネコポス
メール便の中でも速い配送ができるのがネコポスの特徴です。
さらに万が一荷物が紛失したり、破損してしまった場合、荷物1つにつき3千円まで補償することが可能です。
ヤマト運輸と契約し諸条件に基づいて料金が決定します。
飛脚ゆうメール
飛脚ゆうメールは法人で利用できるサービスです。佐川急便が仲介し、郵便局の配達員が配達を行います。
佐川急便が配達を行っているわけではないので、配達に時間がかかってしまいます。
宅配便の会社比較
商品が大きくメール便の規定を外れてしまう場合は宅配便を利用しましょう。宅配便なら補償がついていて、貴重な商品を配送するのに向いています。
料金は先ほどと同じようにホームページ記載の正規金額、地域によって変動するので、注意が必要です。
サービス | 会社 | 最低価格 | 最短配達日数 | 追跡 | 補償 | サイズ上限 |
ゆうパック | 日本郵便 | 810円〜 | 1日 | ○ | ○ | 170cm以内、25kg |
宅配便コンパクト | ヤマト運輸 | 680円〜 | 1日 | ○ | ○ | 薄型専用BOX:24.8cm×34cm 専用BOX:24.8cm×34cm×5cm |
宅配便 | ヤマト運輸 | 980円〜 | 1日 | ○ | ○ | 3辺合計160cm以内 25kg以内 |
飛脚宅配便 | 佐川急便 | 770円〜 | 1日 | ○ | ○ | 3辺合計160cm以内 30kg以内 |
飛脚ラージサイズ宅配便 | 佐川急便 | 2420円〜 | 1日 | ○ | ○ | 3辺合計260cm以内 50kg以内 |
カンガルー便 | 西濃運輸 | 830円〜 | 1日 | ○ | ○ | 3辺合計130cm以内 20kg以内 |
配送方法の選定
それではここからはどの配送業者を選択するべきか、その選定方法について紹介します。
大きさで選ぶ
先ほど紹介した大きさを元にサービスを選ぶこともおすすめです。
サイズの小さなもの、軽いものはメール便での配送、重たいものやメール便より大きいものは宅配便や飛脚宅配便、カンガルー便がおすすめです。
さらに大きい家具などは飛脚ラージサイズ宅配便を使って配送することができます。
商品の種類で選ぶ
ネットショップで扱う商品によって配送業者を選ぶこともおすすめです。
例えばメール便は先ほども言ったように補償はありませんが、小さな小物を配送するのにコストを抑えられるためベストな方法と言えます。
特にクリックポストは全国一律198円という料金の安さに加え、管理がしやすくおすすめです。
洋服を配送する場合は、クリックポストやレターパック、ネコポスなどのメール便がおすすめですが、かさざる場合や商品数が多い場合は、宅配便や宅配便コンパクトなどが良いでしょう。
CD・本・DVDは、ゆうメールも便利ですが、追跡に追加料金がかかるので、その他のメール便を利用することもおすすめです。価格によっては補償ができるネコポスなども活用していきましょう。
食器や家具、ガラス製品など割れ物は、補償がしっかりできる宅配便を利用する方が安心です。
料金で選ぶ
配達業者には様々な割引制度があります。この割引制度を利用することでコストを大幅に抑えることもできますよ。
特に持込割引はほとんどの配送サービスで導入されている制度です。商品を営業所などに直接持ち込むことで1つの商品につき100円〜120円ほどの割引が適用されます。
他にもヤマト運輸ではクロネコメンバーズへの登録で割引ができたり、佐川急便の飛脚宅配便・飛脚ラージサイズ宅配便では、まとめ配送で割引になったりと様々な割引制度があります。気になる方は各ホームページからチェックしてみて下さい。
業者を決めたあとは送料を決めましょう
この記事を参考に配送業者を選定したら、Shopifyでお客様からいただく送料を設定していきます。送料の設定の仕方はこちらの記事で解説しているので、参考にして下さいね。
まとめ
いかがでしたか。本日はShopifyなどのネットショップで重要な配送業務に関して、国内業者の比較と選定方法について紹介しました。
様々な業者やサービスがあり、目的や料金もバラバラでしたね。
どの業者があっているかは、扱っている商品の種類や大きさによっても異なります。
ぜひこの記事を参考に選定をしていきましょう。