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あなたにも起こりうる?越境ECを行う上でのトラブルとは?

makka

越境ECにはトラブルが多く発生しがちです。

特に販売拠点とした国の法律や税制度などを理解していないと、顧客とトラブルになったり場合によっては訴訟に持ち込まれる可能性も…。

そこで今回は越境ECを失敗させないために、多くの人が巻き込まれてしまう越境ECでのトラブルについて紹介します。

  • 越境ECを行いたい方
  • 越境ECが気になる方

これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めば越境ECで起こりがちなトラブルについて未然に知って、トラブルを防ぐことができますよ。

越境ECを行う上でのトラブルとは?

商標未申請

商標登録をご存じでしょうか。商標とは、自社の取り扱う商品やサービスを他社の商品と区別するために使用されるマークのことです。

商標登録を事前に行わないままEC運営を行うことで、「第三者に商標を奪われてしまった」「商標問題により海外から撤退せざるを得なかった」なんて事例も発生してしまいます。

しかし、この商標登録は多くの事業者が後回しにしている事実があります。コトボックスが2021年3月に行った「越境EC事業における商標に関する実態調査」によると、越境ECを行う際に、販売する国で商標を事前に申請しなかった人は64.4%にのぼっています。

海外では国内に比べ盗用や模倣などが多く発生していて、その訴訟が多く被害額も高額となる傾向があります。

日本で人気のブランドが中国市場に参入した際に、すでに登録されていたことにより裁判で負けて賠償金を支払ったという事例もあるのです。

このようなトラブルを未然に防ぐためにも、商品はもちろん、当該商品の「宣伝」「販売」等にかかる項目に関しても、必ず事前に商標申請しておくようにしましょう。

商品の破損や不着

海外への発送は現地の配送業者と関わることになるため、雑な対応で商品の破損が発生してしまうこともあります。

こうしたトラブルで訴訟になる可能性もあります。管轄裁判所を日本にしておけば、トラブルがあった場合に日本の裁判所で対応ができますが、場合によっては、顧客の住んでいる国で行われることも。

国によっては、日本ではなく消費者自身の住む国の裁判所へ訴えることを認めているのです。その場合は、弁護士費用や現地への渡航費用など多くのコストが発生してしまう可能性があります。リスク回避のためにも保険に入っておくことをおすすめします。

発送に関しては、信頼できる配送業者を見つけ、厳重な梱包を心がけましょう。また追跡番号を把握することで、未着を防ぐ効果もあります。

法律や規制

知らないうちに現地の法律に違反していて、トラブルに発展することがあります。

例えば、越境ECでは日本の輸出禁止商品、および現地の輸入禁止商品の販売は行えません。特に食品関係やサプリメントなどは規制が厳しい傾向にあります。

他にも現地の法律はよく把握しておく必要があります。例えば中国の場合、中国EC法というものがあります。

中国EC法とは2019年1月に試行されたEC市場の課題や問題を解決するための法律で、登記の義務や個人情報保護など、中国国内の消費者に向けてECビジネスを行う場合の基本的なルールが明記されています。

合わせて読みたい>>中国EC法(電子商取引法)とは

こうした法律は改正される可能性もあるので、常に最新の情報をキャッチしておく必要がある点も、注意が必要です。

関税

関税は国によって税率が異なります。事前に正しく理解できていなければ、消費者との間でトラブルが生まれてしまう可能性があります。

また関税に関しては、商品の受取時に、海外の消費者が関税を支払う必要があるケースがあります。そうした場合は事前に消費者にその旨を伝えておく、もしくは関税を含めた金額を明示しておくことをおすすめします。

Shopify Marketsでは購入の際に自動で輸入手数料が計算され、合計金額を表示することができます。こうしたサービスを利用するのも1つの手ですね。

合わせて読みたい>>ついに解禁!Shopify Marketsで世界中に商品を届けよう

それでもおすすめしたい越境ECの魅力とは

これまで越境ECで起こりうるトラブルについて紹介していきましたが、それでも越境ECをおすすめします。

国内市場も新型コロナウイルスによる需要拡大によって規模は成長していますが、それでも世界に目を向けてみるとより多くの顧客を獲得できるからです。

日本のEC市場規模は11兆703億7,300万円と言われています。一方、アメリカの市場規模は45兆7,055億9,600万円。

中国の市場規模は118兆1,908億7,000万円にも及びます。(参考:【2021年最新】2020年 世界各国のEC市場規模まとめと、各元データの読み解き方

日本製の商品や日本伝統デザイン、日本文化の商品などは海外ウケも高く、人気のショップとなる可能性が十分にあります。

Shopifyなどの越境ECと相性の良いプラットフォームもあるため、そうしたものを利用することで簡単に越境ECを始めることが可能です。

合わせて読みたい>>越境ECと言えばShopify(ショッピファイ)!役立つアプリを紹介!

まとめ

いかがでしたか。本日は越境ECを行う際に起こってしまうトラブルについて紹介していきました。

法律や関税、商標などは事前によく調べておくことでトラブルを未然に防ぐことができます。顧客とのトラブルには保険などを検討しておきましょう。

こうしたトラブルを事前に知っておくことで、安心して越境ECを行うことができます。ぜひ本日紹介したことを参考に、越境ECで売上アップを狙いましょう。

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