GoogleがShopifyとの提携|Googleショッピングで買い物に
Googleは2021年5月18日に、Shopifyとの提携を発表しました。
この提携で、Googleの様々なサービスを活用してShopifyでショッピングができるようになります。
この記事ではそんなGoogleとShopifyの提携について解説をしていきます。
- Shopifyが気になる方
- ネットショップを始めてみたい方
- どんなサービスでネットショップを開設しようか迷っている方
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。
GoogleがShopifyとの提携を発表
Googleは2021年5月18日に、Shopifyとの提携を発表しました。
この提携によりGoogleが持つ巨大プラットフォームを活かした買い物体験を行うことができるようになります。
この動きは打倒Amazonとも言えるもので、この発表後Shopifyの株価が4%も上昇しました。
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この発表では具体的な提携内容などは公表されなかったものの、数回のクリックだけでGoogle検索やGoogleマップ、レンズ、画像、Youtubeが表示されるようになるとのこと。
例えばブログの投稿で、Shopifyでの商品にすぐにアクセスできるようになるなどです。
Googleの巨大プラットフォーム
Googleには巨大なプラットフォームがあります。Google検索やYoutubeはもちろん、Googleフォトやマップ、レンズなど。
そうしたプラットフォーム同士の連携はGoogleの大きな強みになっています。
例えばGoogleフォトで商品を閲覧した際、その商品を販売しているShopifyのサイトにアクセスできるように、Googleレンズの写真検索を行うかを提案してもらえます。
さらに、YoutubeにおいてYoutuberがおすすめする商品を簡単に購入できるサービスを準備していることも2月17日に発表されています。
現状はShopifyのサイトの中にYoutubeを埋め込むなどと言った方法が行われていますが、よりYoutubeを活用したマーケーティングができるのではと期待できますね。
こうした検索の多様化により、よりユーザーの買い物体験も柔軟かつ気軽なものになっていくことが期待できます。
2020年からは新型コロナウイルスの影響もあり、Eコマースの需要が拡大しています。長く続くステイホームの中で、いかにユーザーの満足度を上げていけるかがキーワードとなりそうです。
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かご落ち防止機能も
先ほど紹介したGoogleの様々なプラットフォームを活用した機能の他にも、GoogleはEコマースの機能強化を発表しています。
例えばGoogleのChromeブラウザでは、新しいタブを開いてもショッピングカートを消えずに他のタスクが完了した後にショッピングに戻ることができます。
Eコマース業界では商品をショッピングカートに入れたまま、結局買わずに終わってしまういわゆるかご落ちが問題となっています。
Eコマース業界の中で絶対的な位置にいたアマゾンですが、41 Cart Abandonment Rate Statisticsによるとこのかご落ちは平均69.7%も起こっています。
いかにかご落ちを防げるかは、ECサイト運営の重要なキーワードと言えるでしょう。
Shopifyの打倒アマゾン
Eコマース業界において絶対とも言える位置にいたアマゾンですが、そんなアマゾンの立ち位置も揺るがす勢いなのがShopifyです。
Shopifyは2020年の決算において、驚異の売り上げ前年比89%増を発表しました。月間経常収益も右肩上がりとなっていて、新規ユーザーを獲得し続けていることもわかります。
そんなShopifyはAmazonキラーとも呼ばれていて、2020年のブラックフライデーでの総売上高がAmazonを上回りました。
今回のGoogleとの提携により、ますます成長が加速していきそうですね。
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まとめ
いかがでしたか。本日は飛ぶ鳥を落とす勢いのShopifyがGoogleとの提携を発表したニュースについて取り上げていきました。
この発表では具体的な施策こそ発表されなかったものの、Googleは持つ巨大プラットフォームをEコマースと掛け合わせ、インターネットショッピングがより便利に多様化していきそうですね。