BOPISとは?小売業大注目のビジネスを徹底解説
BOPISはネットショップで購入した商品を店舗で受け取ることができる仕組みのことを指します。「Buy Online Pick-up In Store」の歌詞文字をとって名づけられました。
このサービス、一見すると家まで商品を届けてくれないという面で不便さを感じるかもしれません。しかし、今大注目のサービスであり、事業者が今取り組むべきサービスなのです。
そこで今回は、このBOPISのサービスについて徹底解説をしていきます。
- なぜBOPISを今取り組むべきなのか
- ShopifyでBOPISはできるのか
- 未来の小売業のあり方は何なのか
これらの疑問を持っている人に答えを導くことができます。ネットショップを経営している人、経営したい人はもちろん、路面店を経営している方にもおすすめの記事となっています。
これを読めば、小売業のトレンドがまるわかりですよ。
BOPISが注目されているワケ
BOPISにはいくつかのメリットがあります。それらについて解説していきます。
①配送コストを抑えることができる
オンラインで買った製品をお客様が実店舗に取りに来ることで、ネットショップを運営している方は以前よりも配送コストを抑えることができます。
これは消費者にとっても送料が無料になるので、メリットが大きいと考えます。さらに配送だと受取に手間がかかりますよね。宅配ボックスがないご家庭は荷物受取のために自宅に待機していなければなりません。そういった時間の制約もなく、店舗が開いている時間に取りに行けば良いのもBOPISのメリットです。
②実店舗運営を行ってきた事業者は対面でのやり取りを減らし、業務量の削減と「密」の回避も
今まで実店舗での販売を行ってきた方は商品を選ぶ過程をオンラインを活用することで、店内の混雑を回避することができます。
最近では新型コロナウイルスへの対策で、店舗に入れる人数を制限しているショップも少なくありません。需要があるのに、お客様のニーズに答えられないのはもったいないことです。こんなご時世だからこそBOPISが注目されているのでしょう。
さらに、実店舗での業務を一部オンラインに移行することで、事業者の負担削減にもつながります。
③選択肢が広がり、顧客満足度向上に繋がる
配送方法が選べるということは、様々な顧客のニーズに対応できるということ。
接客を望んでいる方は実店舗で購入すれば良いし、隙間時間で買い物をしたい人はBOPISを利用すれば良いなど自由なショッピング体験で顧客満足度の向上が期待できます。
④ついで買いが期待できる
実はBOPISでの購入額は、通常配送時と比べ23%も高いというデータが出ています。その理由が、実店舗に受け取りにいく際に「ついで買い」をするからなのです。
BOPISによって「接客する機会を失ってしまうのでは」と懸念する方もいますが、このついで買いを狙ってお客様にアプローチをしていくことも可能なのです。レジ付近におすすめ商品をディスプレイしたり、注目の商品を入り口に飾るなど工夫する必要もありそうですね。
ShopifyとBOPIS
実はこのBOPIS、人気のECプラットフォームShopifyで実装することが可能です。
手順は以下のとおり
- Shopifyの3日間無料サービスに登録する
- ネットショップを作成する
- 店舗受取のオプションを設定する
Shopifyの3日間無料サービスに登録する
Shopifyはなんと登録して3日間は無料で利用することができます。ここから登録画面に移動できるので、BOPISの実装のためにまずは登録を行いましょう。
ネットショップを作成する
Shopifyのネットショップの作成手順については、こちらの記事で具体的に解説しています。
店舗受取のオプションを設定する
ECショップが作成できたら、店舗受取の設定を行います。管理画面へアクセスをし、設定>配送>店頭受取設定>店頭受取を設定するに移動して下さい。
この画面から店舗受取を有効にするロケーションを設定します。店舗受取の準備ができた際にお客様に送るメールを入力し、「保存する」をクリック。これでユーザーの購入手続き時に、店舗受取が選択できるようになります。
まとめ
いかがでしたか。本日は今小売業界で大注目のサービスBOPISについて、そのメリットやShoipfyを使って実装する方法などを紹介していきました。
BOPISは、業務負担軽減が期待できユーザーにとっても便利なECショップと、ついで買いや接客などをしてもらえる実店舗、それぞれの良さを取り入れているまさに次世代のサービスです。
BOPISでショッピングの仕方が多様化していくことでますます小売業界は盛り上がっていくでしょう。しかしその一方で、実店舗だけで勝負している事業者は危険です。変化についていけるように、今回紹介したShopifyなどでうまくBOPISを取り入れてみてはいかがでしょうか。