Shopifyにキャリア決済を導入する方法とは?手数料は高い?(ショッピファイ)
ECサイトでは、カート機能の次に欠かせない決済機能。クレジットカード以外にも様々な決済方法があります。その中でも特に注目されているのがキャリア決済です。
しかし、実際にキャリア決済を導入しようとしても、
「Shopifyはキャリア決済が導入できるのか知りたい」
「導入方法や導入時の注意点も知りたい」
など様々なポイントが気になるかと思います。
この記事では、キャリア決済の強みやShopifyとの連携方法について簡単に解説していきます。
Shopifyでキャリア決済は可能なのか
Shopifyの強みとして、14以上もの決済サービスを連携できる点が挙げられます。クレジットカードが必要なサービスが多い中で、Shopifyではキャリア決済を導入することもできます。
Shopifyで使用できるキャリア決済方法とは、au/docomo/softbankの3社です。キャリア決済は、以下のようなメリットがあります。
- クレジットカードを使えない層にもアプローチできる
- カード番号の入力がないため、心理的なハードルが低い
- 決済にかかる手間がすくないため、途中で落ちる確率が下がる
このようなメリットから、キャリア決済は、EC構築時には必要不可欠な決済方法と言われています。キャリア決済が可能か否かがわかったところで、ここからは導入方法や手数料などについて解説します。
Shopifyでキャリア決済を導入する方法
Shopifyでキャリア決済を導入するには、以下の5つのステップが必要です。
- Shopifyの管理画面から、[決済設定]メニューを選択。
- [その他の決済方法]の中で[携帯電話ご利用料金と一緒にお支払い]を選択後、[追加]を選択します。
- 登録後に各携帯キャリアからの許可がおります。その後に、DOCOMO Digital社から[サイトコード]と[認証キー]が送付されます。それぞれを入力し、[保存]ボタンを押すと連携可能です。
キャリア決済の審査はおよそ1週間~2週間で結果が出ることがほとんどです。
- 登録後、すぐにユーザーのストアで携帯キャリア決済を使うことが可能になります。
参考:Shopifyブログ
キャリア決済の手数料
様々なメリットもあるキャリア決済ですが、大きなデメリットが手数料の大きさです。
ほとんどの決済システムが、3%~4%ほどですが、キャリア決済では6.4%もの手数料がかかってしまいます。
購買のハードルを下げることができるキャリア決済ですが、むやみに利用すると手数料のコストが上がってしまいます。クレジットカード決済が可能な層には、キャリア決済を使ってほしくないというのが、本音であるところです。そのため、キャリア決済を導入する際には、クレジットカードを大きめに表示したりするなど、簡単に手数料で損しないような工夫が必要です。
また、手数料を少なくする方法としては、Shopifyペイメントという決済方法が挙げられます。他の決済方法に比べてもおよろ0.2%ほど決済手数料が低いのです。
決済手数料 | |||
ベーシックプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン | |
国内発行のカード | 3.4% | 3.3% | 3.25% |
海外発行のカード/AMEX | 3.9% | 3.85% | 3.8% |
Shopifyペイメントと連携することで、VISAやMasterCard、Amexだけではなく、Apple PayやGoogle Pay、Amazon Payなど様々な決済機能と連携できるため、決済の手間を抑える事ができます。
その他にも、Shopifyには様々な決済方法と連携できます。以下の表ではそれぞれの決済方法の手数料と特徴を一覧にしてまとめています。連携する決済方法にお悩みの方は、ぜひ参考にして下さい。
決済方法 | 決済手数料 | 強みや特徴 |
Shopifyペイメント | 国内発行のカード 3.25%〜3.4%海外発行のカード / American Express 3.8%〜3.9% | 取引手数料ゼロ決済手数料が国内最安水準Apple PayやGoogle Payが使える |
Apple Pay | 同上 | Shopify ペイメントの決済設定でアイコンにチェックを入れるだけで起動できるAppleユーザーをターゲットにできる |
Google Pay | 同上 | Shopify ペイメントの決済設定でアイコンにチェックを入れるだけで起動できるGoogleを使っている多くのユーザーにリーチできる |
Shop Pay | 同上 | Shopify ペイメントの決済画面でアイコンにチェックを入れるだけで起動できるカード番号などの情報と住所をストアを横断して保存・使用することができる |
PayPal | 同上 | ネットショップ開設時点ですでに導入済Shopify ストアを開設すると、初期状態からPayPal Express Checkoutを使うことができる越境ECに強い |
Amazon Pay | 4%(デジタルコンテンツ以外)4.5%(デジタルコンテンツ) | Amazonアカウントを持っているユーザーにリーチamazon.co.jpのアカウントにログインするだけで、住所や決済情報が入力される成約率改善 |
KOMOJU | 3.6%(Visa、MasterCard)3.85%(JCB、Diners、American Express) | コンビニ支払いの際の手数料は2.75%。コンビニ決済が可能Pay-easyやデジタルマネー決済にも使える |
Paidy翌月払い(コンビニ/銀行) | コンビ二支払いには各支払いごとに手数料が別途350円 | クレジットカードを使えないユーザーでも購入が可能。売上金の入金100%保証 |
GMOイプシロン | クレジットカード決済手数料が最安の3.20% | クレジットカードを使えないユーザーでも購入が可能。決済時にカード番号などの情報を入力する必要なし。コンビニ決済・代引き決済対応 |
SBペイメントサービス | ー | 楽天ペイを導入Visa、MasterCard、American Express、JCB、Dinersに対応 |
2Checkout | 3.9% + 45¢ | 仮想通貨を含む87通貨に対応している |
BitPay | 1% | 仮想通貨での決済を可能に手数料の安さクレジットカード決済よりも安い手数料で使用できる |
キャリア決済の強み
キャリア決済以外にも、決済方法には主に以下のような4つの方法があります。
- クレジットカード決済
- 後払い決済
- コンビニ・銀行決済
- 代引き決済
これらの決済方法に比べて、キャリア決済は以下のようなメリットが挙げられます。
参考:Shopifyブログ
- 入力情報が携帯会社のIDとパスワードのみなので簡単に決済可能
- 10代や20代の若い世代が抵抗なく決済することができる
- クレジットカードの有無で、新規ユーザーの獲得が可能
- カード番号などのオンライン入力に不安がある情報を提供する必要なし
- 支払いを携帯電話料金と一緒に後払いにできる
- 決済履歴を携帯電話会社から確認できる
- 携帯電話会社が支払うため、代金の未払いのリスクは無し
一方で、キャリア決済を導入する際には以下のようなデメリットも理解しておきましょう。
- 決済手数料が、クレジットカードの倍近くある
- 利用限度額が設定されている可能性がある
- 分割払いができない
特に、手数料は利益率などに直結する部分なので、導入時にはシミュレーションなどをして確認しておきましょう。
Shopifyならキャリア決済が簡単にできる
ここまでShopifyのキャリア決済について紹介しました。様々な決済方法と連携できるShopifyですが、キャリア決済を導入することで、決済方法で離脱するユーザーをへらすことができるでしょう。