Shopifyでテイクアウトとデリバリーサイトを作る方法
Shopifyでは商品のテイクアウトやデリバリーサイトを作成することができます。
こうした販売の多様化はユーザーの満足度の向上や購入率の向上につながります。
この記事ではそんなテイクアウトとデリバリーサイトを作る方法について解説をしていきます。
- Shopifyが気になる方
- 実店舗とオンラインをうまく組み合わせて販売をしたい方
- デリバリーサイトをコストを抑えて作成したい方
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。
Shopifyのローカルデリバリー
Shopifyでデリバリーサイトを作成するにはローカルデリバリー機能を利用します。
ローカルデリバリーとは、オンラインで注文した商品をお客様の玄関先に直接配送するサービスのことを指します。
今後のネットショップ運営では、オンラインとオフラインをうまく組み合わせていくことが重要です。
実際、Shopify集計データから5つの未来予測においても実店舗とオンラインを繋ぐことで、地域のビジネスに新たな機会があるのではと言われています。
Shopifyで買い物をし従来通りの配送を行う人は54%と高いですが、ローカルデリバリーで受け取った人の割合28%、店頭受取23%、指定受取場所21%とその他の受け取り方法も高い割合となっています。
そもそもShopifyとは
ここで改めてShopifyについて紹介します。
Shopifyは2014年にカナダでスタートしたECプラットフォームです。月額29ドルから本格的なネットショップを作成することができ、世界シェアはNo1。
無料のオンラインサイト作成サービスもたくさんありますが、そう言ったサービスは決済手数料が高いことが多く、商品をたくさん売れば売るほど引かれる金額が高くなる仕組みになっています。
一方、Shopifyの決済手数料は、業界最安値と言われているので、本格的にネットショップ運営をしたい方には持ってこいのサービスなのです。
合わせて読みたい>>【安っ!】Shopify利用料金を紹介!プラン比較や入金サイクルは?【ショッピファイ費用】
Shopifyでテイクアウトとデリバリーサイトを作る方法
Shopifyでテイクアウトとデリバリーサイトを作るには以下の2つの方法があります。
1.デフォルトの機能を利用する
2.アプリをインストールする
1.デフォルト機能を利用する
Shopifyのデフォルトの機能を利用する方法を紹介します。
コストを抑えることができますが、店舗から100キロメートル以上離れた場所のデリバリーや配達日時などの細かい設定はできないので注意が必要です。
細かい設定が必要な場合は、後ほど紹介するアプリを活用することをおすすめします。
まずローカルデリバリーの実装の手順は以下の通りです。
- 管理画面より設定▶︎配送と配達を選択し、「ローカルデリバリー」の「管理する」ボタンをクリックします。
- 「ロケーションステータス」の「このロケーションでは配達を提供しています」を選択。配達エリアの指定を行います。
- 「チェックアウト時のローカルデリバリー」で「配達料金」と「最低注文価格」を入力します。配達の際にお知らせしたいことがある場合は、任意で配達情報を入力することができます。
- 設定が完了したら「保存する」を選択します。
続いて、店頭受取の設定の手順は以下の通りです。
- 管理画面より設定▶︎配送と配達を選択し、「店頭受取」の「管理する」をクリックします。
- 「ロケーションステータス」の「このロケーションでは配達を提供しています」を選択。
- 「チェックアウト時の情報」で「受取予定時間」を選択します。
- 「受取通知の準備が整った注文」「受取手順」の欄に、来店した際の受取手順を記入します。ここまで完了したら「保存する」をクリックします。
2.アプリをインストールする
今回紹介するのは「テイクアウト&デリバリー.amp」というアプリです。
日本の「株式会社and.d」が開発したアプリなので、日本語での設定も可能。サポート面も安心して利用することができます。
料金プランは9.8ドルから。3日間のフリートライアルが用意されているのでお試しでダウンロードすることも可能です。
アプリでデリバリーや店頭受け取りを設定する方法は以下の通りです。
- テイクアウト&デリバリー.ampをダウンロードする
- Shopifyの管理画面から、アプリ管理▶︎テイクアウト&デリバリー.ampにアクセス。受取方法や営業時間を設定する
- 提供する商品情報やデリバリー、店舗受取に関する情報を登録する
- 最後に店舗情報を登録したら、保存をして完了。
Shopifyでローカルデリバリー機能を実装すべき理由
販売手数料がお得
デリバリーサイトでは販売手数料が発生しますが、Shopifyではこの手数料を3~4%に抑えることができます。
Uber eatsや出前館では販売手数料は30〜40%ほどかかるので、Shopifyは圧倒的に低く抑えることができますね。
セキュリティが強い
Shopifyはセキュリティの強いECプラットフォームです。顧客情報などが外部に漏れてしまったら大問題になりますよね。
SO27001(ISMS認証)と呼ばれるセキュリティマネジメントシステムを取得しており、第三者機関によりセキュリティの安全性が保障されています。
合わせて読みたい>>実際どうよ?Shopifyのセキュリティ【結論:安全性高い】
チップ制度がある
Shopifyでは5月20日に「Shopify Reunite」が開催され、チップ制度が導入されると発表されました。
チップ機能は、お支払い時にユーザーが感謝の気持ちとして支払うものです。チップ制度はUbereatsなどにも実装されている注目の制度です。
日本でも海外旅行が身近になり、チップ制度に抵抗がなくなりつつあります。コロナ渦で苦しんでいる飲食店を手助けする良い制度となるかもしれないですね。
まとめ
いかがでしたか。本日はShopifyで実装できるテイクアウトとデリバリー機能について紹介していきました。
ローカルデリバリーは実店舗とオンラインをうまく融合することができ、ユーザーの選択の幅を広げてくれました。
実店舗をお持ちの飲食店などは、Shopifyのこの機能によって、販売手数料を抑えつつ、顧客情報を管理できるのも魅力でしたね。
自分のショップにどういった機能が必要かを考えて導入を検討してみてはいかがでしょうか。