ShopifyがNFT販売機能を追加|フロー(Flow)・ポリゴン(Polygon)を活用
人気のECプラットフォームShopifyが7月27日にNFT販売機能を追加することを発表しました。
これにより出店者はShopifyの店舗で直接NFTを販売できるようになります。
この記事ではそんなShopifyの新機能NFT販売機能に関して具体的に解説していきたいと思います。
- Shopifyが気になる方
- ネットショップを作りたい方
- NFT販売に興味がある方
これらに当てはまる方におすすめの記事となっています。これを読めばShopifyの最新機能、NFT販売とは何なのかが丸わかりですよ。
ShopifyがNFT販売機能を追加
Shopifyは7月27日にNFTの販売機能を追加することを明らかにしました。
NBAのシカゴブルズのShopifyネットショップでNFTでの販売機能が開始されました。
今回シカゴブルズで発売されたNFTは1990年代に獲得したNBAチャンピオンシップにインスパイアされたアイテム。シカゴブルズで販売されたNFTは、Dapper Labsの独自ブロックチェーンFlow上で発行されたものとなっています。(Shopifyで販売されるNFTが全てFlow上で発行されるかは発表されておらず、イーサリアムに対応するかどうかは未定)
また、同年10月にブロックチェーンベンチャーVenlyが、ShopifyへNFTの発行・販売機能を連携可能にしたことを発表しています。
因みに、このNFT機能はイーサリアムで問題視されるガス代高騰を解決する為、ポリゴン(Polygon/MATIC)のブロックチェーンを採用しているとのことです。
現在この機能は「Shopify Plus」の加盟店を対象に公開されており、ShopifyのNFTベータ版プログラムへの参加を申請することで、利用可能になるとのことです。
日本でもLINEやメルカリ、コインチェックやGMOなどでもNFT事業に参入を発表しているので、今回のShopifyの導入によりますます注目を浴びそうです。
そもそもNFT販売機能とは
NFTとはNon-Fungible Token(非代替性トークン)のことで、コピーが容易なデジタルデータに対して、オリジナリティある資産価値を付与し新たな売買市場を生み出す技術です。
仮想通貨などの技術でも利用されるブロックチェーン技術が使われています。
従来デジタルデータは、簡単にコピーができるので、資産価値があるものとしては扱われてきませんでした。しかしこのブロックチェーン技術により、参加者相互の検証をしコピーがされにくくなりました。
NFTはデジタルアートはもちろん、ゲームやマンガ、デジタルジャケットなどに活用することができます。
Shopifyでは、従来はNFTに対応している外部プラットフォームを経由することで、NFT販売ができていましたが、今後はストアフロントで直接NFTを販売することができるようになります。
Shopifyでは様々な販売方法が実現できる
今回紹介したNFT販売機能を始め、Shopifyでは様々な販売方法を行うことができます。
通常のオンランストア販売はもちろん、Instagramと連携させそこから販売が行えたり、ローカルデリバリーやテイクアウト販売といった実店舗と連携した販売方法など。
特にInstagramでの販売では、ストーリー機能や動画投稿機能によって動的な商品説明が行える他、ライブ機能では、リアルタイムでフォロワーとコミュニケーションを取りながら商品の紹介をすることができます。
アパレル販売では洋服をモデルにきてもらったり、コスメ販売では商品を使ったメイク動画などアイディア次第で様々な角度からアプローチすることができます。
さらに、無在庫販売を実現できるドロップシッピングやサブスク販売など、近年人気の販売方法も注目を浴びています。
ドロップシッピングは在庫を用意する必要がないので、低コストでショップをオープンさせることができ、その分のコストや時間をショップの宣伝に充てることができます。
商品の梱包や配送などといった業務を行う必要がないので、忙しい方や副業で気軽にネットショップ運営を始めたいという方におすすめのサービスです。
サブスク販売はユーザーの継続利用が前提なので、売上の見込みが立てやすく安定的な収益を得られるといったメリットがある他、顧客データを集めやすいので、より良いマーケティング戦略や新商品の開発に役立てることができます。
これらのより詳しいメリットやデメリットなど、OmiseHackでは徹底解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか。本日はShopifyでできるNFT販売について紹介していきました。
NFT販売はデジタルアートやゲームやマンガ、デジタルジャケットなどに活用することができます。
こうした新しい技術を利用した販売方法の多様化により、Shopifyでのネットショップ販売はますます充実したものになりそうですね。